SNSで話題になっていた映画「スターフィッシュ」を観ました。とても美しい映像と音楽、大切な人を失った喪失感がヒリヒリと伝わり、圧巻のラストシーンが終わった時は呆然としてしまいました。ATホワイト監督は元々はミュージシャンということで、これが初の長編映画デビュー作。映画的な技法はまだ未熟なのだと思いますが、圧倒的にセンスがすごい!
映像はもちろんですが楽曲選びのセンスが良い!渋い!2000年代のインディーバンドやポストロックを聴き漁った世代の胸にガンガン突き刺さって参ります!
本記事では使用された楽曲とバンドのご紹介をさせて頂き、音楽の方でもスターフィッシュの輪が広がればと思っています。シガーロスとグランダディ、ノーツイストは昔本当に好きだったんでぜひ他の曲も興味を持っていただけたら嬉しいです!
【映画情報】
目次
使用楽曲一覧
Why? – These few presidents
WHY?と書いて”why with a question mark”と読むらしいアメリカのインディーロックバンド。バンド名はややこしいが曲は良い。
charlie rich – that’s how much i love you
アメリカの大御所カントリーミュージシャン。声がいぶし銀。
Sparklehorse – Sea of Teeth
アメリカのオルタナ・ロックバンド。1995年デビュー、2010年に中心人物のマーク・リンカスの自殺によってその活動を終えた。メジャーな存在ではないが楽曲の評価は高く、レディオヘッドも賞賛していた。
grandaddy – stray dog and the chocolate shake
アメリカのインディーロックバンド。アルバムを4枚出して2006年に解散。筆者は一度だけ日本でライブを見たことがある。優しいボーカルと曲に癒される。2ndアルバム「ソフトウェア・スランプ」は名盤だと思う。2012年に再結成、その後アルバムを出したらしいが未聴です。
Seafood – Porchlight
1996年結成のイギリスのロックバンド。2009年に解散したと発表。イギリス的なロックサウンドが心地いいですね。全然情報が無いですが、FACEBOOKのページがまだ生きているようです。https://www.facebook.com/seafoodrocks
Jeniferever – Swimming eyes
Jenifereverは1996年結成のスウェーデンのバンド。アンビエントかつダイナミックなオーケストラサウンドが心地良いですね。シガーロスっぽくもある。こっちの方が結成早いけど。
65daysofstatic – Install a Beak in the Heart That Clucks Time in Arabic
イギリスのポストロックバンド。有名だから知ってる人も多いのでは?Mogwai Meets Aphex Twinとか呼ばれてましたね。サマーソニックやメタモルフォーゼとかで来日していましたね。ライブ見たことないけど。ちなみに筆者が参加した2003年くらいのメタモルフォーゼは寒くて死にそうになった…。
Sigur Rós: Ekki múkk (moving art)
アイスランドのポストロックバンド。バンドというか、国の宝。初めて聞いた時は心臓止まるかと思ったくらい感動した。スターフィッシュにピッタリな音楽。大好き。バイオリンの弓でギター弾いてる姿はかっこよかったなー。
The Notwist – Gloomy Planets
昔すごい好きだった。スターフィッシュのおかげで思い出した。失礼だけど、こんな良い歌書けるんだっけ?と驚いた笑 もっとジャズっぽい感じだったようなと思ったけど、もしかしたらジャズはメンバーの別プロジェクトと勘違いしてるかも。当時のポストロック界隈の人たちは色んな他プロジェクトに参加していて、楽しそうだったなー。